助けて!ChatGPT編集者~組合せブレストで面白い設定を作る~

突然ですが、Cygamesのオリジナルアニメって面白いですよね。

ゾンビ×アイドルのゾンビランドサガ、メイド×ヤクザ抗争のアキバ冥土戦争、そしてリアル調ドラマ×ヒロイックロボの、放送中最新作・勇気爆発バーンブレイバーンも面白いです。

基本的に無難な回答を述べてくれるChatGPTですが、こんな風に掛け合わせによってはより面白い出力結果を出してくれるのではないか。

そして、それらを人間の側で拾って繋げてゆけば、驚きのある面白い設定が作れるのではないか。

そう思い、キーワードのブレストに一工夫加えてみた結果をシェアします。

通常のキーワードブレスト

まずは通常のブレストです。ゾンビランドサガに感化されたので、ゾンビのお話の設定を考えてみようと思います。

とはいえ、筆者はあまりゾンビ物を多く見ていないので王道のイメージがどんなものかよくわかっておりません。

別途勉強は必要ですが、今回は一旦ChatGPTに助けてもらうことにします。

ゾンビ から連想される言葉を10個述べてください
アンデッド:
ゾンビは死者が蘇った存在であり、アンデッドと呼ばれることがあります。

腐敗:
ゾンビは死体が腐敗している状態で現れるため、腐敗という言葉が関連します。

食欲:
典型的なゾンビは生肉を食べようとします。食欲と襲撃がゾンビの特徴の一部です。

感染:
ゾンビ化はしばしば感染によって広がります。感染者が他の生者に襲いかかり、ゾンビに変えるという概念が一般的です。

ホラー:
ゾンビはホラー作品や怖いストーリーに頻繁に登場し、ホラーの要素を象徴します。

ウーグッ:**
ゾンビが発する特有の唸り声や咆哮は、彼らの存在を象徴する音としてよく使われます。

生命力喪失:
ゾンビは生命力を喪失し、無気力な存在として描かれることがあります。

感情欠如:
一般的に、ゾンビは感情を持たず、ただ目的を果たすために動く存在として描かれます。

パンデミック:
ゾンビの出現が大規模な感染症として描かれ、パンデミックが広がる要因として使われることがあります。

不死の呪い:
ゾンビは不死の呪いによって生まれ変わる存在として描かれ、その呪いを解くことが物語の中での目標になることがあります。

ふむふむ。言われてみればそうだったなという回答です。 ただ、個人的にはまだいまいちピンと来ていないというか想像力が刺激されません。もう少し雰囲気を作ってもらいましょう。

イメージを掛け合わせる

形容詞を組み合わせて、雰囲気のある言葉を出力してもらう試みです。まずは以下を試してみます。

もっと格好よく表現してみてください
不死の存在:
ゾンビは死者が蘇り、不死の存在として恐怖の象徴となります。

腐敗と朽ち果てた肉体:
ゾンビは朽ち果てた肉体を持ち、その腐敗という要素が彼らの存在を特徴づけます。

狂った飢餓:
ゾンビは狂ったような飢餓に駆られ、無差別に生者を襲う姿勢が印象的です。

感染の連鎖:
ゾンビの出現は感染の連鎖となり、恐怖が広がる一因となります。

暗黒のホラー:
ゾンビはホラー作品においてその存在が暗黒で畏怖の対象とされ、読者や視聴者を震撼させます。

妖しい唸り声:
ゾンビが発する唸り声や咆哮は、彼らの妖しい存在を象徴し、周囲に恐怖を齎します。

枯れ果てた生命力:
ゾンビは枯れ果てた生命力を示し、無気力でありながらも異常な力を発揮します。

感情の虚無:
ゾンビは感情を持たず、冷酷な存在として描かれ、その冷静な振る舞いが彼らの特徴です。

蔓延するパンデミック:
ゾンビの出現は蔓延するパンデミックとして描かれ、恐怖と混乱が広がります。

不死の呪いの解放:
ゾンビは不死の呪いに苦しむ存在として表現され、物語はその呪いを解く冒険へと続きます。

さっきよりはイメージが出来てきました。「感情の虚無」「枯れ果てた生命力」なんかを上手く使うとダウナーでかっこいいキャラクターが作れそうですね。 では今度は一見ゾンビと関係ないイメージを掛け合わせてみます。驚きのある回答が生まれるでしょうか。

可愛く表現してみてください。
ほっこり不老不死:
ゾンビはほっこりとした不老不死の存在で、ちょっとした不思議なかわいらしさを持っています。

お花畑の腐敗者:
ゾンビたちはお花畑の中で優雅に腐敗している存在で、独特な美しさを醸し出しています。

お腹すいちゃん:
ゾンビはちょっぴりお腹すいちゃん。飢餓からくる独特の愛らしさがあります。

感染のハグ:
ゾンビたちは感染の力をハグで広げる、ちょっぴりお茶目な存在です。

コミカルホラー:
ゾンビはコミカルで愉快なホラーのキャラクター。怖さと笑いが絶妙に絡み合います。

優雅な唸り声:
ゾンビの唸り声も優雅で、どこかミステリアスな魅力があります。

ほんのりメランコリック:
ゾンビたちはほんのりメランコリック。枯れ果てた生命力の中にも愛おしさが漂います。

感情のパステル:
ゾンビは感情のパステルカラー。感情を持たずとも、やさしさがにじみ出ています。

愉快なウイルス:
ゾンビの出現は愉快なウイルスのよう。みんなを笑顔にしてしまう存在です。

不死のおとぎ話:
ゾンビはまるで不死のおとぎ話のキャラクター。冒険と解放の旅が待っています。

感染をハグと結び付けたり、「お腹すいちゃん」というかわいいキーワードが入っていたりと面白くなってきましたね。 個人的には「ゾンビはちょっぴりお腹すいちゃん。」が気に入りました。 これまでの出力結果を混ぜて、お腹ペコペコゾンビ&生命力が枯れすぎていて人を噛むことすらしないダウナーゾンビの凸凹コンビものなど面白そうです。

キーワードを掛け合わせる

斬新なアイデアや突拍子もない発想はなかなか自力で思いつけないものです。 そこで、関係のないキーワードそのものを挙げてもらってから掛け合わせてみました。

ゾンビと関係のないキーワードを10個挙げてください。
以下は、ゾンビとは関係のないキーワードの例です:

1. 風船
2. ピアノ
3. レインボー
4. サンドイッチ
5. サーフィン
6. ドレス
7. バスケットボール
8. ティーカップ
9. ロケット
10. ドラゴン

しっかり関係のない単語が出力されていますね。 この質問は生成ごとに結果がかなり変わったので、何度か試してみるのも良さそうでした。 さて、これとゾンビを組み合わせてアイデアをブレストしてもらいます。

上記の単語をゾンビと組み合わせて面白いアイデアを考えてください。
もちろんです。以下は、それぞれの単語をゾンビと組み合わせた面白いアイデアです:

1. **風船ゾンビパニック:** 突然、風船の祭りの会場にゾンビが現れ、参加者たちは風船を武器にして生存をかけた戦いを繰り広げる。

2. **ピアノゾンビの演奏会:** ピアノのリサイタル会場にゾンビが襲来し、驚くべきことにゾンビたちは演奏に参加し、異色のコンサートが展開される。

3. **レインボーゾンビランド:** ゾンビたちが奇妙な色彩のレインボーのような衣装を身に纏い、カラフルな街を徘徊する怪奇ファンタジー。

4. **サンドイッチゾンビショップ:** ゾンビたちが人間の脳をサンドイッチとして提供する不気味なカフェが、通りすがりの人々の注目を浴びる。

5. **サーフィンゾンビの大波騒動:** ゾンビたちが海辺に出現し、サーファーたちと猛烈な波乗りバトルを繰り広げる姿が、海岸を駆け巡る人々に驚きをもたらす。

6. **ドレスアップゾンビパーティー:** ゾンビたちがドレスを身に纏い、不気味ながらもおしゃれなパーティーに参加する様子が描かれる。

7. **バスケットボールゾンビのトーナメント:** ゾンビたちがバスケットボールのコートで激しい試合を繰り広げ、人間たちとの対決が展開される。

8. **ティーカップゾンビカフェ:** ゾンビたちがティーカップを手に、お茶と一緒に人間たちと親交を深める、奇妙なカフェが話題となる。

9. **ロケットゾンビの宇宙大冒険:** ゾンビたちが宇宙船に乗り込み、未知の惑星を探索する大冒険が描かれ、宇宙を舞台にした不思議な物語が展開される。

10. **ドラゴンゾンビの逆襲:** ゾンビたちがドラゴンのような姿に変身し、人間の町を襲撃するが、意外な方法で人間たちに立ち向かわれる。

ちょっと面食らうぐらい突拍子もないですが、狙い通りです。 この中だとゾンビカフェが気に入ったので、取り入れてみたいと思います。

生命力枯れすぎダウナーゾンビの枯木薫は、人とゾンビの親交を深めるゾンビカフェのオーナー。そこに親戚から押し付けられるようにやってきたアルバイトのすいちゃんは、ちょっぴり獰猛なお腹ペコペコゾンビだった……。

ゾンビ×カフェ、波乱の展開が予想されるポップな設定ができました。

まとめ

ChatGPTに形容詞やキーワードを掛け合わせてブレストをしてもらうと、アイデアを意外性のある方向にも膨らませることができます。 舞台やエピソードの設定や、キャラクター造形に活用できそうでした。 最後に、この記事で使用したプロンプトをまとめておきます。

[[モチーフ]] から連想される言葉を10個述べてください
もっと [[形容詞]] 表現してください
[[モチーフ]] と関係のないキーワードを10個挙げてください。その後、そのキーワードを [[モチーフ]] と組み合わせて面白いアイデアを考えてください。

助けて!ChatGPT編集者~一般的なアイデアこそ創作に活かす~

ChatGPTはかなり自然な言語で質問の回答を生成してくれます。 その仕組みとしては「この言葉の後にはこの言葉が続く確率が高い」と確率論的に言葉を繋げてゆくというもので、 つまりは一般的で無難な回答や言葉が出力されやすいということになります。

参考: aismiley.co.jp

では、創作活動に「一般的で無難な回答」を使う方法とはどんなものになるでしょうか? 基本的には以下の二択になるかと思います。

  1. そのまま活かす
  2. より独創的なアイデアを作るためのたたき台にする

今回はどのような場面でそれぞれのパターンが活きそうか、筆者なりに考えてみた結果を記してみます。 それでは、1から試していきましょう。

1. そのまま活かす:大枠に取り入れる

一般的=それらしくて説得力がある、というメリットを活かしてそのまま取り入れてゆく方法です。

とはいえ、細部に至るまで多用しすぎると話がありがちになっていってしまうことが予想されます。

そこで考えたのが、大枠のストーリーに使うというやり方です。

大まかなストーリーやテーマはある程度「ありがち」でも問題ないからです。

(名作と呼ばれる作品でも、ざっくりとしたストーリーを抜き出すと結構シンプルになったりします。 「青年がお忍びの王女様に付き合って束の間仲を深めるけれど最後にはそれぞれの日々に戻っていく話」(ローマの休日)とか……。)

試しに大まかなあらすじを多めに生成させて、好みのものを選んでそこからプロットを書いてみようと思います。 ひとまず、登場人物だけ決めて以下のように依頼してみました。

短いお話のあらすじを20個考えてください。登場人物は、お姫様、メイドさんです。
1. **お姫様の秘密**
   お姫様は宮殿の中でひそかに外の世界を知りたがっていた。彼女はメイドさんに外の世界の冒険を手伝ってもらい、秘密の冒険が始まる。

2. **メイドさんの冒険**
   メイドさんはお姫様のために王国中を旅し、貴重な宝物を探す。彼女は困難に直面し、勇気と知恵を試される。

3. **宮廷の陰謀**
   お姫様の周りには宮廷の陰謀が渦巻いていた。メイドさんはお姫様を守りながら、裏切り者を見つけるために戦う。

4. **偽りの恋**
   お姫様は偽りの恋に落ち、メイドさんは彼女の心を救うために奮闘する。真実の愛が勝利するかどうかが問われる。

5. **メイドさんの決意**
   メイドさんは王国の平和を守るために、お姫様と共に立ち上がる。彼女の決意と勇気が物語の展開を決定する。

6. **お姫様の逃避**
   お姫様は王国の重荷から逃れるために、メイドさんとともに逃亡する。彼女の選択が彼女たちの運命を変える。

7. **メイドさんの忠誠**
   メイドさんはお姫様に対する忠誠心を示し、王国の危機を救うために立ち上がる。彼女の信頼と勇気が王国の未来を変える。

8. **お姫様の成長**
   お姫様は困難に直面し、自らの力と勇気を発見する。彼女の成長と変化が彼女の運命を切り開く。

9. **メイドさんの秘密**
   メイドさんはお姫様に対する秘密を抱えていた。彼女の過去と真実が明らかになり、物語に新たな転機が訪れる。

10. **お姫様の冒険**
    お姫様は勇気を振り絞り、自らの冒険に出る。彼女は自分の運命を切り開くために、王国を旅する。

11. **メイドさんの救い**
    メイドさんはお姫様を救うために危険に立ち向かう。彼女の献身と勇気が物語の結末を決定する。

12. **お姫様の復讐**
    お姫様は王国の裏切り者に復讐するために暗躍する。彼女の復讐心と決断が物語を動かす。

13. **メイドさんの神秘**
    メイドさんは神秘的な力を持ち、お姫様の運命を変える力を秘めている。彼女の真の力が明らかになる。

14. **お姫様の選択**
    お姫様は自らの運命を選び、自らの心に従って行動する。彼女の選択が彼女の未来を導く。

15. **メイドさんの愛**
    メイドさんはお姫様に対する深い愛を抱き、彼女のために命をかける。彼女の愛が物語の核となる。

16. **お姫様の帰還**
    お姫様は王国に帰還し、新たなリーダーシップを示す。彼女の帰還が王国に新たな希望をもたらす。

17. **メイドさんの誓い**
    メイドさんはお姫様に対する忠誠を誓い、彼女を守るために立ち上がる。彼女の誓いが物語の転機となる。

18. **お姫様の誤解**
    お姫様は誤解され、孤立した状況に立たされる。彼女は真実を証明し、自らの名誉を取り戻すために戦う。

19. **メイドさんの謎**
    メイドさんは謎の存在であり、彼女の正体が明らかになる。彼女の謎が物語の展開を変える。

20. **お姫様の冒険の終わり**
    お姫様は冒険を終え、王国に平和をもたらす。彼女の冒険が新たな始まりを告げる。

どれもそれらしい、王道のストーリーに感じますね。 色々な王道作品を見たり読んだりしてあらすじを抜き出して換骨奪胎をする……というよくある創作プロセスの内、簡単に「骨」の部分を複数提示してもらえたという風にも捉えられると思います。 (勿論、これはあくまで補助的手段の一つです。自分で心に響く作品から骨を探す力は必要なものだと思います)

またあくまでざっくりとしたストーリーラインなので余白が多く、このまま採用したとしても細部を詰めてゆけば十分オリジナリティのある作品にできそうです。 今回は4番を下敷きに進めていくことにしようかなと思います。

4. **偽りの恋**
   お姫様は偽りの恋に落ち、メイドさんは彼女の心を救うために奮闘する。真実の愛が勝利するかどうかが問われる。

余談ですが、お姫様が偽りの恋に落ちる展開は『アナと雪の女王』などでもありましたね。この辺のあらすじもネットに転がっている分は学習元になっているんだろうと推測します。

中間成果物を作る

1でチョイスした回答を起承転結に沿わせた仮ストーリーにしてゆきます。 設定などはまだ考えていないので、粒度としては一旦物語の起伏が分かればそれで良いものとします。

起:昔々ある所にお姫様とメイドさんがおり、共に暮らしている。

承:お姫様は偽りの恋に落ち、裏切られて苦しむ。メイドさんは彼女の心を救うために奮闘する。

転:二人の気持ちはすれ違い、絆が試される。

結:彼女たちは危機を乗り越え真実の愛を勝ち取る。めでたしめでたし。

ここから肉付けをしてゆきます。

2. より独創的なアイデアを作るためのたたき台:細部を考える

続いて、独創的な細部を作るために用いてみます。

ありがちなアイデアはChatGPTが出してくれる筈なので、それを捻ったり何か足したりしてよりオリジナリティのある展開や設定を想像してゆきます。 早速、先ほどのあらすじの細部を詰めてみようかなと思います。 お姫様の陥る「偽りの恋」について面白い設定を付け加えられるでしょうか。

「お姫様は偽りの恋に落ち、メイドさんは彼女の心を救うために奮闘する。真実の愛が勝利するかどうかが問われる。」について、「偽りの恋」とはどんなものが考えられるか20個挙げてください。第三者の登場人物を出しても構いません。
「偽りの恋」に関する20のアイデアを以下に示します:

1. **身分の偽りの恋:** お姫様が王族としての身分を偽り、身分の違う者と恋に落ちるが、その偽りが彼女と周囲にどのような影響を与えるかが問題となる。
  
2. **名前の偽りの恋:** お姫様が偽の名前を用いて別の人格で恋に落ちるが、その偽りが彼女の本当の自己との対立を生む。

3. **外見の偽りの恋:** お姫様が自らの外見を偽って異性に接近し、恋に落ちるが、その恋が真実の自分との葛藤をもたらす。

4. **目的の偽りの恋:** お姫様が自らの目的を隠し、相手に近づいて恋に落ちるが、その目的が明らかになると関係が崩れる。

5. **約束の偽りの恋:** お姫様と恋人が偽りの約束を交わし、その約束が破られるときに生じる愛の葛藤。

6. **出会いの偽りの恋:** お姫様が恋人との出会いを偽って描いた物語を語り、その偽りが関係を揺るがす。

7. **状況の偽りの恋:** お姫様が特定の状況下でのみ恋に落ち、その状況が変わると関係が破綻する。

8. **感情の偽りの恋:** お姫様が感情を偽り、愛していない相手に恋に落ちるが、真実の感情が明るみに出るときの葛藤。

9. **信念の偽りの恋:** お姫様が自らの信念を偽り、相手との恋愛関係を維持しようとするが、その信念が試される。

10. **身分の逆転による偽りの恋:** お姫様が身分を逆転し、平民の姿で恋に落ちるが、その身分の逆転が関係に影響を与える。

11. **偽りの幸福な結末:** お姫様が偽りの幸福を追求し、それが真実の幸福かどうかが問われる。

12. **自己の偽りの恋:** お姫様が自己を偽り、自らの幸せを求めるが、その行動が後悔と苦悩をもたらす。

13. **友情の偽りの恋:** お姫様が友情を偽って恋に落ち、友人や仲間との関係が崩れる。

14. **冒険の偽りの恋:** お姫様が冒険を求めて偽りの恋を追い求めるが、その冒険が彼女の人生に深い影響を与える。

15. **過去の偽りの恋:** お姫様が過去の恋を偽り、その過去の影響が現在の関係に影を落とす。

16. **誓いの偽りの恋:** お姫様が誓いを偽り、その誓いが恋愛関係に深い傷を負わせる。

17. **衝動の偽りの恋:** お姫様が衝動的に恋に落ち、その衝動が関係の破綻を招く。

18. **信頼の偽りの恋:** お姫様が相手を信頼することを偽り、その信頼が崩れると関係が崩れる。

19. **誤解の偽りの恋:** お姫様が誤解を偽り、その誤解が深刻な問題を引き起こす。

20. **運命の偽りの恋:** お姫様が運命を偽り、その運命が真実の愛を見失わせる。

後半ちょっとずれてきていますが、何を偽るのか色々アイデアを出してくれていますね。 身分、名前、感情、どれもいかにもありそうです。

ある程度プロットの細部なので、具体的にどうしたら面白くなるのかここからは使い手が考えるターンになるでしょう。

例えば、身分の偽りだとどうなるでしょうか。出力結果は主にお姫様が主語ですがメイドさんにしても面白いと思います。 以下にそのアイデアでプロットを書いてみます。

起:昔々ある所に誰もが好きになるような素敵なお姫様と彼女を守るメイドさんがおり、仲良く暮らしていた。

承:お姫様があらゆる人から言い寄られ、困る度にメイドさんがガードする。お姫様からメイドさんへの信頼は厚かった。

転:ひょんなことからメイドさんが隣国の王女の一人で、舞踏会でお姫様に一目惚れしてメイドになりすましていたことが明らかになる。お姫様はショックを受け、メイドさんを解雇する。

結:国に戻った元メイドさんとお姫様は舞踏会で再会する。お姫様は感情を抑えきれず、元メイドさんに掴みかかる。ケーキを投げつけワインを割り、お姫様は元メイドさんを責め元メイドさんはひたすら謝った。 ぐちゃぐちゃになったパーティー会場で、お姫様に引いている他の人々をよそに、二人は改めて友達から始めようと約束した。

個人的に好きなストーリーになりました。もう少し練ればこのまま短編にできそうです。

まとめ

ChatGPTは一般的で無難な回答を出してくれます。ストーリーの大枠ではほぼそのままでも下敷きにでき、細かな部分についてはたたき台とすることで活用できそうです。

最後に、簡単に登場人物だけ決めてお話を出させる変数入りのプロンプトを乗せておきます。

お話のあらすじを20個考えてください。登場人物は、[[登場人物]]です。

最初に上記を投げておくことで、以下のように登場人物を指定するだけでどんどんお話のアイデアを出してくれます。

[[登場人物]] メイドさん、お姫様、騎士

以上、どなたかのお役に立ったら幸いです。

助けて!ChatGPT編集者! ~偏見の学習を直してもらう~

AIの学習元は人なので、人の偏見もそのまま学習しているぞとはよく目にするお話ですが、実際に筆者の作業中にもドンピシャな事象に当たったので書き留めます。

何が起きたのか

女性と女性のロマンスを含む話が描きたいと思い、その前提を入力して話を進めていました。

キャラクターに「カレン」そして「アレックス」と言う仮名(アレックスは男女ともに使う名前のはず)を与えたところ、いくつかの出力に以下のような内容が見られました。

2. 初対面での一目惚れ: カレンがアレックスと初めて出会った瞬間から彼にひと目ぼれし、その感情が彼女の人生に影響を与えます。アレックスとの出会いが再燃点となります。

彼。

起: カレンとアレックスは研究所で出会い、彼女の不死身の力を共有する。最初は仕事上の関係から始まり、お互いに異性としての魅力に気づく。

異性。

女性同士の話と最初に釘を刺していても、具体的な表現をシームレスに書き換えてくれるとは限らないようです。

解決方法

最初は三人称の間違いだけだったので、以下のように入力したところ「彼」と出力されることはなくなりました。

アレックスは女性です。以降三人称を間違えないようにしてください。「彼」ではなくて「彼女」です。

しかし、この後から「異性」「彼ら」といった表現が出てくるようになりました。

そういえば三人称には複数があったなあ。

そこで以下のように入力しました。

二人は両方女性なので、「異性としての魅力に気付く」ことはありませんし三人称複数は「彼女たち」「彼女ら」です。今後間違えないでください。

これで今の所想定と異なる出力は出てきていません。

(もしかしたら文化的な所作とかでは男性を想定した出力が出るかもしれないので、

もう少し包括的な指示を書いたほうが良いかな、それともあえてそのままの方が面白いのかな~などと色々思うところはありますが)

今回はステップバイステップで修正しましたが、一般的に大多数にイメージされる状況とは異なるものをChatGPTと共有したい場合は、先手を打って以下のように具体的な言い回しにも釘を刺しておけると快適そうだと思いました。

メインの登場人物二人は仮にアレックスとカレンとします。二人共女性なので、三人称は彼女、三人称複数は彼女たちと呼称してください。

ただ、後から間違いを直す場合でも人間相手だと億劫に感じそうなところ、指摘に気兼ねしなくていいのは楽に感じました。AIのメリットですね。

助けて!ChatGPT編集者!~自分が誰なのか最初に教える~

ChatGPTに最初に自分が誰なのかというロールを提示するといい感じでした。

見るが易しだと思うので具体的な生成サンプルを張ります。

ロールの前提なし

Q: 作家に建設的なアドバイスをするときにどのような観点で行うべきかという指針を10個教えてください。

作家に対して建設的なアドバイスをする際、以下の10の観点を考慮してください:

目的を明確にする:
作家が何を達成しようとしているのかを理解しましょう。小説、詩、エッセイなど、ジャンルに応じて目標や目的が異なります。

文法とスタイル:
作家に文法や文章構造についてのアドバイスを提供し、一貫性のあるスタイルを確保する手助けをしましょう。

キャラクターとプロット:
登場人物の発展と物語の展開について助言を提供し、読者に共感を呼ぶキャラクターや魅力的なプロットを構築するのを支援します。

描写と感情表現:
シーンや感情をリアルかつ効果的に描写する方法について提案し、読者に共感を呼び起こす手助けをします。

ダイアログと対話:
キャラクターの対話を改善し、キャラクターの個性やストーリーの進行に寄与する対話を作成するのを支援します。

編集とリライト:
初稿を改良し、必要な修正や削除を提案して、作品の品質向上に貢献します。

読者の視点:
読者がどのように作品を受け取るかを考慮し、読者の興味を引き、共感を得られるようにアドバイスします。

フィードバックのバランス:
肯定的なフィードバックと改善のための提案をバランスよく提供し、作家を励ましましょう。

創造性を尊重:
作家の個性と創造力を尊重し、彼らが自分自身を表現できるようにサポートします。

目標設定と継続的な成長:
作家に短期的な目標と長期的なキャリア目標を設定し、成長と進化に向けて計画を立てるのを助けます。

作家に対するアドバイスは個人やプロジェクトに依存し、その人のニーズや目標に合わせてカスタマイズされるべきです。

ロールの前提あり

Q: あなたはエンターテイメント小説の編集者です。作家に建設的なアドバイスをするときにどのような観点で行うべきかという指針を10個教えてください。

エンターテイメント小説の編集者として、作家に対して建設的なアドバイスを提供する際の指針を以下に示します:

ストーリーの一貫性を確保: 物語の流れとキャラクターの行動が一貫性を持つかどうかを確認し、突飛な展開や不自然な行動がないかチェックします。

キャラクターの発展: キャラクターが物語の進行に伴って成長し変化することを確認し、読者が共感できるように描写されているか確認します。

ダイアログのリアリティ: キャラクターの対話が自然で、個性が反映されているか確認します。ダイアログが物語を推進し、キャラクター間の関係が明確であることを確認します。

描写と感情表現: 環境や感情を描写する方法が魅力的で読者に共感を呼び起こすか確認します。読者が物語に没頭できるよう、五感を刺激する描写を促します。

ペースとテンポ: 物語のペースが適切で、読者を引き込むエレメントやクライマックスが効果的に配置されているか確認します。過度な情報や退屈な部分を削除し、テンポを維持します。

テーマとメッセージ: 作品のテーマやメッセージが明確で、読者に深い印象を与えるかどうかを確認します。テーマが明示的でない場合、著者と共にそれを強調する方法を考えます。

文体と文法: 文体が一貫しており、文法エラーが最小限に抑えられているか確認します。修正が必要な箇所について提案します。

設定と背景: 物語の設定が豊かで、読者に魅力的な世界を提供しているか確認します。背景情報が適切なタイミングで提供されているかも検討します。

対象読者のニーズ: 作品のターゲット読者層に合った要素が含まれているか確認します。対象読者が求めるエンターテイメント価値を提供するように助言します。

フィードバックの受け入れ: 作家に対するアドバイスを提供する際、建設的かつポジティブなアプローチを取ります。著者のビジョンを尊重し、提案が物語の質を向上させる手助けとなるよう努力します。

これらの指針を守ることで、編集者として作家に最高のサポートを提供し、優れたエンターテインメント小説の制作に貢献できます。

感想

見ての通りより回答内容が具体的になりました。内容も、求める「べき論」に近い感じです。

また、以降チャットを続けていく間にもこのやりとりをした記憶がChatGPTに引き継がれるので、要所要所であまり横道にそれず意図を汲んだ回答をしてくれている気がしました。

助けて!ChatGPT編集者! ~はじめに~

コンセプト

一次創作で小説を書いてみたいけれど自力で完成まで持っていける気がしないので、ChatGPTになんちゃって編集者みたいなことをしてもらえないだろうか。

(生身の編集者の人のノウハウやコミュニケーションスキルの完全な代替品を求めようという訳ではなく、一本も完成させられないアマチュアがまず一本完成させるための補助輪にならないかなと思っている。)

ChatGPTの個人的な基本認識

  • つるっと嘘を吐くので自分が知らないことの調べごとには向かない。

  • ブレストとかは得意そう。

  • 怒らせたり困らせたりする心配がないのもいいところ。

  • 入力は学習されちゃうので学ばれたくない情報は入れないほうが良い。

  • 何が学習されているかわからないので出力物を直接成果物に用いないほうが良い。

やること

  • ChatGPTにブレストの手伝いをしてもらう。

やらないこと

  • 完成した物語やあらすじの全体をChatGPTに読ませること。

  • ChatGPTに書かせた文言を成果物に直接利用すること。

ここに書くこと

上記の前提で、ChatGPTを使うときにいい感じに機能したコツなどのTips。

お前は誰

普段は趣味で主に二次創作の小説や漫画を描いている。

本業はWeb系のエンジニア。物語をまとめるのが苦手で、寡作気味なのを何とかしたい&オリジナル作品を一本書いてみたい。

使うバージョン

とりあえず無料のGPT3.5で。

目標

Phase1: まず一本短編を書く。